今回訪れたのは、オープンわずか5年で4店舗まで増えた人気ラーメン店「小豆島ラーメン　HISHIO」。新しいメニューが出ると聞きつけて、岡山駅前店にやってきました。

小豆島産の食材をこよなく愛するこの店の一番人気は、こちらの醤（ひしお）そば。

400年の伝統を誇る小豆島醤油に、瀬戸内海で獲れるカタクチイワシの煮干しでとった出汁を合わせた絶品スープのラーメンです。

特徴はトロ～っとしたスープ。老舗の「ヤマロク醤油」が大杉樽でつくった本格派の醤油と、カタクチイワシの煮干しでつくられます。さらに、味の凝縮した炙りチャーシューや、醤油の元になるもろみがラーメンに乗っています。

醤そばを堪能した後はいよいよ本題。新メニューの正体を探ります。
石原Dが店員の坂手さんに新メニューのキーワードを尋ねると、オリーブ牛だと答えました。オリーブ牛とは、讃岐牛にオリーブの搾り果実を与えて育て上げた牛のことです。

石原D：

おいしさがギュ～ッ！と詰まってる。

坂手さん：

牛だけにってやつですね。

オリーブ牛のおいしさの秘密は、オリーブに豊富に含まれるオレイン酸と抗酸化成分。オレイン酸により肉の旨みが増し、抗酸化成分によりヘルシーでやわらかく、コクがあるのに後味はさっぱり。まさに、夏にピッタリの食材です。
小豆島醤油に小豆島産のカタクチイワシ、さらに小豆島産のオリーブ牛。まさに小豆島づくしのスープです。
そして大量のオリーブ牛を乗せれば「肉醤（ひしお）そば」の完成です。

石原D：

うどんが入っていたら肉うどんみたいな感じだけど、中華麺が入っているからね。このフォルムは岡山のラーメンの歴史を変えるかもしれんよ。

渡壁：

あ！意外とあっさりしていますね。あっさりしているんですけど、コクがあって、最後に魚介系の香りがふわ～っと口の中に広がっておいしいですね。

石原D：

旨みがものすごくあるのに、スッと味が消えていくね。しかも軽い。重みがない。夏、食べられる。

「小豆島をアピールするにあたって、オリーブ牛を使うっていうのは絶対やるべきだと思った」と坂手さん。元々使っている小豆島の「ヤマロク醤油」の味を合わせるところから始まり、試行錯誤の末の完成系が「肉醤そば」なのです。

暑い夏にもさっぱりと食べられる小豆島づくしの絶品ラーメン。ぜひ、皆さんも一度お召し上がりください！

※「肉醤そば」は岡山駅前店のみでの販売となっております。ほかの店舗でも随時販売していく予定です。