麺屋 匠

今回、石原Dと大寺アナが向かったのは、岡山駅。
石原Dが昔よく行ったお店が、この中に移転したんだそうです。もともと小さなお店でしたが、駅に入るとお客さんの層が変わるため、どんな味になっているのか凄く興味があると石原D。
ご紹介するお店は、麺屋 匠。

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かつての麺屋 匠は岡山市の大雲寺交差点にありました。麺屋 匠の林洋次さんは、和食の料理人をしていた経験を生かして、繊細な岡山ラーメンのレシピを完成、当時、関東を席巻していた魚介系のダブルスープで人気を博したのです。場所を岡山駅に移して、お店の佇まいだけでなく、味も変わったのでしょうか?

お店の中に入ると、以前とうってかわってオシャレ。大人っぽくてシックな感じになっています。石原D、厨房の中に入らせていただくとさっそく寸胴に目をつけます。前は普通の寸胴鍋でしたが、回転式の大釜になっています。大量のスープを仕込む必要があり、安定した味を提供し続けるためにも機械化に踏み切ったんだそうです。
以前は自分で全部しないと気がすまなかったと林さん。でも今は一人では無理と、分身とも言えるスタッフも手分けをして厨房に立ちます。

それでは、匠ラーメンを作っていただきます。

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まず器に入るのは、鶏ガラを炊き込んだ時にでる鶏油(チーユ)。ここへカエシ(醤油、カツオブシ、みりん少々)を加えます。匠のカエシは、よくあるチャーシューの煮汁ではなく、一から作ったものなんだそうです。麺は中細麺で、スープとの相性を考え、以前のお店の時代からマイナーチェンジしているのが後でわかります。スープは、豚骨に鶏ガラと香味野菜を加え半日炊き込んだ後、カツオやサバなどの魚介系と合わせます。それぞれ特注した荒削りで、この厚みが豚骨の脂に負けないがっぷり四つに溶け合ったダブルスープを生み出すのです。

さて出来上がった匠ラーメンを、さっそく大寺アナがいただきます。

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大寺アナ:
んー、んー、んーー。美味しい。豚骨もですけど結構魚介がきますね。麺とスープもものすごくからんでいて美味しい!
石原D:
食べてないんですけど、麺って以前より軽くなった?
林さん:
そうですね。
石原D:
見た感じ、粉の詰まり方というかなあ、すすった時にすすりやすい感じになっていると思う。
林さん:
なんでわかるんですか?見ただけで。

マイナーチェンジした麺を見ぬいた石原Dに、林さんもびっくり。

そして丁寧に仕上げられたチャーシューはとろける食感。カエシとは仕込みが異なるため、丼の中の味に広がりが生まれます。そしてチャーシューを超える感動が、本来脇役に過ぎないはずのメンマ。

大寺アナ:
メンマおいしい!ビール飲みたくなります。味がしっかりしてますね。ぜんぜんかたくなくて、柔らかくて。美味しいです。

もともと和食出身だった林さん。メンマにいたるまで一つ一つが丁寧に作られています。

石原D:
そうやって食べると、一杯のラーメンって手がかかっているというのがわかると思う。

このお店は、岡山駅にあるだけに、岡山のラーメンの顔になると石原D。
岡山駅に着いて最初に出会う味かもしれないし、最後に出会う味かもしれませんねと大寺アナ。県外のお客さんにもたくさん利用いただいているので、岡山ラーメンをもっと知ってもらいたいですと林さん。

岡山で最初に出会う味
       最後に出会う味

以前のお店からは、少し変わったというところもありましたが、一つ一つ丁寧にラーメンを作り、お客さんに喜んでもらおうと思う気持ちは変わっていませんでした。

店舗情報

店舗名
麺屋 匠
営業時間
11:00~22:00
定休日
無休
駐車場
なし
住所
岡山県岡山市北区駅元町1-1
サンステーションテラス南館2F
交通手段
JR 岡山駅2F 新幹線改札から徒歩約2分
お問い合わせ
086-222-0206

地図