今日はちょっとチャーシューが面白いお店に来てみようと思って来ましたと石原D。
やって来たのは、岡山市北区今にある「ラーメン一喜」。
お店の前には、「沖縄直送こだわりチャーシュー」の垂れ幕もあり、この店にはチャーシューだけのために食べに来てもいいくらいなんだそうです。
石原Dがラーメン一喜を取材したのは、今から14年前。石原Dにとっても忘れることのできない魅惑のチャーシューです。
ミネラルをたっぷり含んだ沖縄の水で飼育された豚の肉。アバラ肉の周囲の赤身、脂身と、沖縄と限られた地域でしか加工する習慣がない「皮」が3層になっています。沖縄の人はこれを食べるから美人が多いんよと店主の馬生さん。大寺アナも「それは食べんといけんですね」。期待は高まります。
その魅惑のチャーシューは、店が終わったあとから仕込みが始まります。まず三枚肉を切り分け寸胴へ。湯がいてアクを取り、その後丁寧に水洗いをします。再び寸胴に戻し、ラーメンのスープに使う出し汁で1時間炊きます。炊きあがった豚肉に純米酒、醤油、砂糖を加え、じっくり煮込みます。てろんてろんに柔らかく仕上がったチャーシューを一晩寝かせ、固めると、お客さんの口の中に入るチャーシューの出来上がりです。
さて、魅惑のチャーシューが入ったラーメンを大寺アナがいただきます。
スープは強くないあっさりとした味ながら深みがあると大寺アナ。麺はストレートの細麺。そして魅惑のチャーシューは。。
- 石原D:
- 色が脂身の色と違うでしょ。透明感というよりも擦りガラスみたいな感じなんですよ。で、外に皮がついていて、そこのところ心して味わってみて。
- 大寺アナ:
- とろけちゃった。やわらかーい。皮の部分、味が濃くてしっかりしてる。
- 石原D:
- 皮もぽろっと、唇でかみ切れる。
それでもまだ「完成じゃない」と馬生さん。
完成じゃないから21年間値上げしていないというそのラーメンのお値段は、なんと450円。
メニュー表示も開店したときのままなんだそうです。
これには大寺アナも「安すぎませんか!?」
完成していないから値上げできないんですよという馬生さん。
「田舎の生まれで肉なんか滅多に口に入らなかったんで、1~2年に1回、天満屋に家族6人で親と行って、天気だったら屋上でお弁当。雨が降ったら大食堂で一杯だけラーメンを頼む。もうチャーシューの取り合い」
だから、
「ラーメンの王様はチャーシューだと思う」
と馬生さん。
馬生さんがチャーシューに寄せる熱き思いの原点は、子どものころに味わった忘れられない思い出だったのです。
やっぱりあそこのチャーシューというのは、ご主人の思いがこもっていると締めくくる石原Dだったのでした。
店舗情報
- 店舗名
- ラーメン一喜
- 営業時間
- 11:00~18:00
- 定休日
- 日曜日・祭日
- 駐車場
- 有り
- 住所
- 岡山県岡山市北区今7-24-31
- 交通手段
- JR 北長瀬駅 徒歩10分
- お問い合わせ
- 086-243-5520
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