今から17年前。VOICE21の取材で、若干24歳でラーメンの世界に飛び込んだ川崎さんのお店を訪れました。石原Dが今回紹介したのは、その時の川崎さんがその後大成功し、経営しているお店、岡山市中区東川原にある「麺屋べんてん」です。
今や川崎さんは、とんこつラーメン、徳島ラーメン、つけ麺をはじめ、メニューの幅を広げ、7つの店舗を経営する社長になっていたのです。
川崎社長から味はしっかり引き継いでいると「麺屋べんてん」の店長。そのお店の最大の売りは「自家製麺」。
岡山の人たちは、それまで細麺が好きだった中で、逆に太くてモチモチした面で勝負。もっちりとした食感が堪能できる川崎社長、こだわりの麺なんです。
さてこの日、石原Dが注文した1杯目は、意表をつく「にぼしそば」。
まずスープをいただいた大寺アナウンサーが驚いたのは、その香り。鶏ガラと少量のとんこつ、野菜をまぜて煮込んだ白湯スープです。
そして、石原Dをうならせるプリンとした麺。「スープと麺の相性がとってもいいですね」と大寺アナも満足そう。
そしてこの日2杯めは、麺屋べんてんの看板メニュー「つけめん」。
にぼしそばとは配分を変え、豚骨と鶏ガラを中心にトロットロに煮込んだスープ。そこへ秘伝のタレを合わせ仕上げた関東風豚魚介系スープ。これに「プリン」な麺がハーモニーを織り成します。
いただく前に添えられた魚粉をスープにとかす大寺アナ。香りが一気に広がります。
- 大寺アナ:
- 麺が弾き返してきますね。すごいですねこれ。
- 石原D:
- でね、味のキレがいいと思う。さっぱりしてる。ガツンときてさらっとしてる。
なんかひつこくないイイ男みたいな感じなんですよ。 - 大寺アナ:
- やっぱりつけ麺とイケメンはいいですね(笑)。
いけてるつけ麺のタレをさらに味わいつくすには、「替えめし」。おじやがおすすめ。
120円でごはんを追加して、つけダレの中へ。そしてチャーシューと一緒にパクリ。
最近では、この食べ方が定番のお客さんもいるそうで、さらに、そば湯のように残ったつけダレをカツオのお出しで割って飲むのもおすすめなんだそうです。
- 石原D:
- 前にラーメン屋を育てるって言ったけど、ラーメン屋を育てるじゃなくて見守ることも大切ですね。そうすると、もっとラーメンを愛せるようになりますよ。
岡山に今までなかった麺を持ってきて、何年かかかって定着させたんですよね。お客さんも真面目にやってるのわかるから、それを受け入れて、ここまでになったっていう一つのパイオニア的存在なんで、やっぱり岡山のラーメン史の中に残るお店になっていくと思いますね。
川崎さんの凄いところは、今までにないマーケットをチャレンジして開拓したっていうところ。これからも川崎社長には本当にがんばって欲しいなと思いますと締め括る石原Dでした。
川崎さんが手がけているお店は、現在7店舗。今回ご紹介した「麺屋べんてん」、「えびすらーめん」、「麺王」と、本当にどこも繁盛しているお店ですよ。
店舗情報
- 店舗名
- 麺屋べんてん
- 営業時間
- 11:00~23:00
- 定休日
- 年中無休
- 駐車場
- 16台
- 住所
- 岡山県岡山市中区東川原155-1
- 交通手段
- JR 西川原駅 徒歩10分
- お問い合わせ
- 086-272-1557
地図